第161章

ルパートはリンゴを噛む動きを止め、無表情なダイアナの横顔をじっと見つめた。ふいに、手の中のリンゴが少し冷たく感じられた。

彼女の言葉が比喩なのか、それとも本気で実行するつもりなのか――時々、本当に判別がつかない。

「はいはい、好きにすればいい。『プロメテウス』の著作権はどうせ君の手の中だ。訴訟沙汰が飛び交い始めたら、ミスターKは喜んで法務サービスを提供してくれるだろうさ」

ダイアナはすぐには機材に戻らなかった。タブレットを手に取り、動画を開き直すと、早送りで最後まで飛ばし、ハースが「あの箱いっぱいの宝物」を載せて去っていくのを見届けた。

口角がようやく、かすかに上がった。笑みというより...

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