第180章

「今日のメニューは?」ディアナは画面から目を離さないまま尋ねた。

「鶏肉とコーンのポタージュだ。弱火でじっくり煮込んである。胃にやさしいし、気持ちも落ち着く」ルパートは彼女の手元に陶器のスープ鉢を置き、ふたを持ち上げた。たちまち濃厚なクリームと甘いとうもろこしの香りが立ちのぼる。「ちょうどよく仕上がるまで、三時間も厨房を見張ってたんだ」

ディアナの手が止まった。スープに視線を向ける――金色に透ける汁に、ほろりとほどけそうな鶏肉と、ふっくらした粒が浮き、表面には新鮮なパセリの葉が数枚、かすかに揺れていた。

視線はスープからルパートの顔へ移る。彼は実験台にもたれて、急かすでもなく彼女を見守っ...

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