チャプター 188

「いいわ」

ダイアナが立ち上がると、研究室はすでにいつもの稼働状態へ戻っていた。手を入れられた年代物の機材は、隅に打ち捨てられている。

そのときピエールがまた近づいてきた。顔いっぱいに欲張りな笑みを貼りつけている。「ヨークさん、この小さな障害を乗り越えて協力関係も軌道に乗ったお祝いに、今夜、湖畔のレフレクションズに席を用意しました。ご一緒にお食事する栄誉をいただけませんか」

ダイアナは振り向き、冬のヴェルモラ湖の水面のように冷えた目で彼を見た。温度というものが欠け落ちた視線だった。「デュランさん。私の時間は仕事のためだけにある。夕食のことを考える余力があるなら、あのジャンパー線を抜いたの...

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