チャプター 216

「いや……お願い、やめて……」

「あなたのことだけれど」ダイアナの視線は氷のように冷たかった。「放火、公衆の安全の危険行為、営業機密の漏えい。この三つを合わせれば、終身刑にするには十分よ」

そう言い捨てると、彼女は踵を返して歩き去った。

扉口で足を止め、振り返りもせずに言った。

「そうそう、言い忘れてた。あなたがもう少しで焼き払うところだったあれ――その価値なら、たぶんコルヴァンティス・グループを百社だって買えるわ」

「それから、あなたが受け取った五十万ドル? あれじゃ、せいぜい電源ケーブル一本も買えない」

放火事件から四十八時間後、ラッセル・グループの研究所では、音もなく粛清が行...

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