第二十三章

ダイアナは財団の詳細な憲章を呼び出した。

それは最も厳密な法務文書の言語で書かれ、構造は複雑で条項が無数に連なり、将来起こり得るあらゆる法務・税務・政治上のリスクを回避するよう設計されていた。

だが法令用語を剥ぎ取ってしまえば、中身は結局ひとつに収束する。

ルパートが、非公開の金額――ストライケリス・バイオファーマを複数買えるほどの額を――創設資金として個人で注ぎ込み、この財団を立ち上げたということ。

財団の唯一の使命は、「無条件で、無制限に、いかなる第三者の干渉も受けず、ダイアナ・ヨークの生涯にわたる研究活動のすべてを支援する」ことだった。

リビングでは、ルパートがまだ起きていて、...

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