第二十四章

冷えきった夜気の中に立ち、あの温かな光の滲む一角を見つめていると、彼の胸にはまるで別種の感情が、ゆっくりと、狙い澄ましたように忍び寄ってきた。

ルパートは、ダイアナのために要塞を幾つも幾つも築いてきた。あらゆる不安から彼女を守りたい、その一心で。

世界じゅうが彼の骨から肉を削ぎ取ろうとしている。だが彼女だけは、持てるものすべてを天秤のこちら側へ積み上げてくれた。

時間が、のろのろと過ぎていく。

真夜中の鐘が鳴った。あの光はなおも灯っている。

午前三時、街が眠りに落ちても、あの光は消えない。

まだ仕事をしているのだ。

ルパートは、東の地平が白みはじめるまで、そこに立ち尽くした。

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