第二十六章

ルパートはダイアナの瞳を見つめ、ひと語ひと語を丁寧に区切って告げた。

「取り分は五分、権利も五分。上がるときも落ちるときも一緒だ。持分に関する決定は、両者の全会一致が条件。俺は一方的に売れない。君も同じだ」

それは感謝などではない。ましてや報酬でもなかった。

これは、手札をすべて卓上に並べる行為だ。

彼は自分を――ラッセル家の生命線そのものを――取り返しのつかない形で、彼女に結びつけようとしている。

彼女は理由を問わなかった。ただ手を伸ばし、データパッドを受け取った。

書類の末尾、署名欄に指先がそっと触れる。

「ダイアナ・ヨーク」という文字が、ルパートの名の隣に浮かび上がった。

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