第二十三章

一か月後――帝都。

ダイアナの復帰とともに、トーチ・キャンパスは全速力で稼働を再開した。

だが、その運用モデルは根底から変わっていた。

アテナの健康管理プロトコルは、依然として最上位の指令である。

ダイアナはもはやそれをかいくぐろうとはせず、むしろ自分の仕事のリズムに組み込んだ。

毎日八時間の睡眠、規則的な食事、そして固定された休息時間。

「……神経原線維のもつれタンパク質に基づく非侵襲的アルツハイマー病早期診断モデル、精度九九・九%を達成」

「……多剤耐性菌メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する新規標的バクテリオファージの試験管内溶菌実験――成功率一〇〇%」

「……アテナの自律...

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