チャプター 236

ローレンは一歩遅れてついていきながら、フランクに暗号化メッセージを送った。[取締役会、たった今終わった。議長が年利益の一〇%を超える投資を単独で承認するには、株主総会が必要か確認して]

フランク:[理屈の上ではな。だがまず、反対票を投じる気のある株主を見つけなきゃ始まらない]

ローレン:[了解]

そのころ、シルバー・カプセル中核研究所は、高速で回転する戦時指令室と化していた。

ダイアナは、滝のように流れ落ちるデータの中心に立っていた。表情は凪いだまま。「原データをすべて回し直して。被験者の全ゲノム配列を、薬剤の分子構造と交差検証する」

「入所前三か月の食事と投薬の記録を全部引っ張って...

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