第242章

ローレンは一瞬、凍りついた。

「ドラゴンスケイル」――それは軍が擁する精鋭サイバー戦部隊のコードネームだった。

通話は即座につながった。

「私だ」ルパートの声は低く、落ち着いていた。「トーチ・キャンパスに君が必要だ。権限は無制限で付与する」

「了解しました、閣下」

二十分後、識別標のない黒いヘリコプターが三機、キャンパス中央の芝生に降り立った。

黒い戦術装備の隊員たちがぞろぞろと機内から溢れ出し、特殊戦闘用コンピューターや信号機材を抱えて走った。

先頭に立つ中年の男が、きびきびとした敬礼でルパートに近づいた。「ラッセル氏。ドラゴンスケイル第一即応班、到着報告。指揮権の移管を要請し...

ログインして続きを読む