チャプター 25

従来の開頭手術では、病変を露出させるために巨大な骨窓を設けるのが常で、そのぶん侵襲も甚大になる。

だがディアナは、あり得ないと思える位置に、驚くほど小さな切開を選んだ。しかも重要な神経束や血管束を寸分違わず避けている。常識的な三次元モデルなど軽々と越える脳解剖の理解がなければ不可能だ。

「見せびらかしてるだけだ」アンドレイは吐き捨てるように呟いたが、その目が本心を裏切っていた。腕を組んでいたはずが、いつの間にか両腕は下り、彼はコンソールにもたれかかるように身を乗り出して、拡大された画面を食い入るように見つめていた。

ディアナは、視界の外にあるすべてを意識していない。彼女の世界には、顕微...

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