第二七章

長い沈黙ののち、ルパートが口を開いた。「これは、まだ始まりにすぎない」

彼は別の書類を呼び出し、二人の間の空中に投影した。

そこにはこう記されていた。『スターライト人類フロンティア科学開発基金・予備構想』

「『ダイアナ・ヨーク科学賞』は、ああいう火種を見つけるための灯台なんだ」ルパートの声が、静まり返った書斎に満ちた。「だが、賞金を渡すだけでは足りない」

指先が光のスクリーンをすべり、計画モジュールが次々と展開していく。

「新基金は、三十五歳以下の科学者に限らない。『ダイアナ・ヨーク科学賞』の受賞者すべてを対象にする。さらに、審査員が同等の可能性ありと推薦した他のプロジェクトも受け入...

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