チャプター 294

ダイアナはブランコから立ち上がり、カルロスのほうへ数歩歩み寄った。

「あなたの手紙、興味深かったわ」余計な挨拶はない。要点へ一直線だった。「可変ゲインのフィードバック・ループについて、あなたはどう考えているの?」

カルロスの脳は、ほんの一瞬真っ白になったあと、全開で回転を始めた。

緊張も、ここがどこかも、すっかり忘れた。

数か月も彼を悩ませてきた問題が、意識のすべてを奪い去ったのだ。

庭のいちばん奥、ガラス張りの温室で、ルパートは長いテーブルの前に立っていた。

その上には三種類の茶器が並ぶ。

一つはカルロスのために用意されたマテ茶の道具、もう一つはハルバートン製の最高級の抹茶道具...

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