チャプター 298

三十分後、病院最上階にある特別病棟は、まるごと封鎖され、人払いが済んだ。

循環器、神経内科、免疫の各分野の専門家で編成されたチームが、院長自らの指揮のもと待機していた。まるで強敵を迎え撃つかのように。

彼らは、これから誰を受け入れるのかを知らない。ただ、ルパート本人が会議室に座り、無表情でこちらを見ている――それだけが、異様な重圧として伝わっていた。

ダイアナは、半ば強引に、ルパートに連れられて研究室から病院へ移された。

激しく抵抗はしなかったが、いつもより顔色が悪い。病室のベッドにもたれ、手首につながれた各種モニターを眺めている。その目には、ほとんど無関心に近い落ち着きが宿っていた。...

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