チャプター 31

彼女のバスローブの帯がほどけ、絹のように滑らかな布地がディアナの肩からするりと落ちて、冷たいカーペットの上にたまり落ちた。

部屋は静まり返っていた。聞こえるのは、アラリックの重く灼けるような息づかいと、窓の外をかすめる風のささやきがときおり混じるだけだ。

ディアナは彼に跨っていた。自分の身体を最大限に制御でき、同時に彼の状態を見張れる体勢である。

彼女にとって、これは愛し合う行為ではない――手術と何ひとつ変わらなかった。自分は執刀医で、下にいるアラリックは患者であり、同時に処置そのものだ。

無表情のまま、ディアナは彼のシャツのボタンを外していく。動きは無駄がなく、臨床的で、官能の影は一...

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