チャプター 43

ダイアナの問いが投げかけられた瞬間、会議室は不気味な沈黙に凍りついた。

ずらりと並んだ専門的な医学用語の連なりが、レイラの頬を公衆の面前で打ち据える平手打ちのように襲った。丹念に保ってきた「穏やかに理解しているふり」の仮面はあっけなく崩れ、頬から血の気が引いていく。残ったのは、生々しい屈辱だけだった。

単語ひとつひとつは分かる。だが、つなげた途端に意味が完全に消える。レイラは必死に、震える視線をブレントへ投げた。助けて、と声にならない懇願を込めて。

沈黙を破ったのは、誰かの小さな失笑だった。すぐに咳払いに紛らわせたが、その一瞬の嘲りが火種になり、部屋の空気が一気に燃え上がる。

「やっぱ...

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