第106章邪悪な計画

ダミアンは戸惑ったように眉をひそめた。モリーがじっと彼を見つめ、問いただすように指先で彼の鼻を示している。モリーが指で「こっちへ」と手招きすると、ダミアンは身を寄せた。彼女はその耳元へ顔を近づけ、ひそひそと数言ささやく。

たちまちダミアンの目が輝き、勢いよくうなずいた。

「ご心配なく、ハワードさん。必ずや私が片をつけてみせます」

「うまくやってくれたら、家の理事会であなたのことを口添えしてあげる。家の中での立場も、もう少し上げてやれるわ」

モリーはこの上なく満足そうだった。そばにいたスカーレットは、モリーの算段を一言残らず聞いていた。

(このモリー、日に日に腹黒くなっていく……。さす...

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