第13章親友の裏切り

高価な花瓶は朝の陽光を映しながら宙を飛び、目を射るような眩い閃光を散らした。

幸い、オリヴィアは館に足を踏み入れた瞬間から身構えていた。ひらりと素早く横に身をかわし、花瓶を難なく避ける。だが背後にいたデイモンはそうはいかなかった――花瓶は彼の顎を真正面から打ち据えたのだ。

「くそっ!今投げたのは誰だ!?」デイモンは顎を押さえ、痛みにしゃがみ込む。目尻には涙がにじんだ。

「まあ、なんてこと!あなたに当てるつもりじゃなかったの、あの女に――!デイモン、大丈夫?誰か、いますぐかかりつけ医を呼んで!」セレステが居間から駆け出し、負傷した執事の姿に顔を引きつらせて叫んだ。

女中たちが慌てて応じ、...

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