第160話踊る魔法使い

トニーは、どうすればマシューから投資を引き出せるか思案していたが、マシューが再び席に身を沈めたのに気づいた。

トニーは、舞台の上でゆっくりと踊り始めた少女とマシューを交互に眺め、ある確信めいた笑みを唇に浮かべた。頭の中でひとつの仮説が形を成していく。

舞台上のオリヴィアは白い仮面で顔を覆い、深紅のドレスは炎のように揺れていた。身を運ぶたび、布はふわりと膨らみ、渦を巻き、踊る火の粉のように舞台を走る。

マシューは肘掛けに指先を軽く打ちつけながら、その影を眺めていた。目の奥に、愉快そうな光がちらつく。

『この踊りは、俺のためか? それとも、お前の学校のためか?』

オリヴィアは完璧な一回転...

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