第170章ビターテイスト

オリヴィアの言葉に、セレステの顔から血の気が引いた。ローズは口元を押さえ、信じられないというようにオリヴィアを見つめている。

「オリヴィアが反抗的で年長者に失礼だって噂は聞いたことがあったけど、ただのゴシップだと思ってたのよ。まさか本当だなんて、夢にも思わなかった」

ローズの視線がわずかに揺れ、セレステを見たとき、その目に薄い嘲りが宿った。

セレステは、その視線を頬を叩かれたように感じた。

ローズは今日はただセレステを訪ねに来ただけだった。しかし話の流れでオリヴィアの名が出た。セレステも自分にまつわる噂が広まっていることは知っていて、あれはすべて嘘だとローズにきちんと説明するつもりでい...

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