第173章避妊去勢手術

オリヴィアは診察室に入ると、再びセレストの姿を目にした。

以前、マシューと話していたとき、母親は家にいるのと外にいるのとでは、まるで別人のように振る舞うのだと彼が口にしたのを聞いたことがある。

屋敷では、セレストは気楽な格好で、着心地のいい部屋着を好んでいた。だが外出となると、服の色に合わせる宝飾品の選び方から、アクセサリーにあしらう真珠の数に至るまで、厳格な規則に従って綿密に計算された装いに変わるのだった。

そのときオリヴィアは笑って、セレストは本物の貴族だと冗談めかして言ったものだ。

いま公の顔のセレストを目の当たりにして、オリヴィアは認めざるを得なかった。ときに傲慢で癇に障る振...

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