第38章私はマシューです

マシューの拳がネイサンの鼻を容赦なくとらえ、たちまち血が噴き出した。ネイサンは痛みに吠えるような声を上げ、そのまま床へ転がり落ちる。

「この野郎!よくも殴りやがったな!」ネイサンは叫び、指先についた血を見つめると、マシューを指さして糾弾した。

「まあっ、あなた、大丈夫!?」セラフィナは甲高く悲鳴を上げ、しゃがみ込んでネイサンを起こそうとする。

近くに立っていた給仕は、思わず拳を握りしめた。こいつらには以前から腹が立っていて、ようやく誰かが立ち向かったのを見て、内心ほくそ笑んでいた。ずっと待ち望んでいた場面が、ついに起きたのだ。

だが、そのわずかな動きがセラフィナの目に留まる。

「何ぼ...

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