第42章朝食

その夜、マシューとオリヴィアは同じベッドに横になった。まだ身体を重ねたわけではない。だがマシューは、もっと近くに寄りたい、腕の中に抱きしめたいという衝動をどうしても抑えられなかった。

暗闇の中で手を伸ばすと、指先がオリヴィアの腰に触れた。触れた瞬間、彼女の身体をかすかな震えが走るのがわかった。マシューは息を詰める。やはり起きている。

鼓動が耳の奥で鳴り響くのを感じながらも、手は腰に据えたまま動かせない。もし彼女が振り向いて、突き放したら――そう思うだけで怖かった。まるで地雷原を歩くような一瞬だ。ひとつ間違えれば、すべてが台無しになる。

彼女が身を引かなかったことに安堵し、マシューの中で少...

ログインして続きを読む