第55章新たな誤解

翌朝、マシューが目を覚ますと、隣で安らかに眠るオリヴィアを見つめた。幸福そうな笑みが、ゆっくりと顔に広がっていく。

マシューはたしかに欲望を持て余していたのだが、オリヴィアは彼を口で楽にしてやった。

その親密なひとときは、これまでの逢瀬とは違っていた。より優しく、しかしオリヴィアにはかなりの忍耐が求められた。彼女は二時間以上もかけて、彼を満たしてやったのだから。

疲れ果てた夜のあと、オリヴィアはぐっすり眠り込み、ようやく身じろぎしたときには、いつもの出勤時間をとっくに過ぎていた。

「うそ、もうこんな時間!? 遅刻しちゃう! マシュー、この悪魔……私のアラーム切ったでしょ!」

オリヴィ...

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