第61章動物虐待者

リリアンが携帯の画面に父ローガン・グリアーの名を見つけた瞬間、胸の底から嫌な予感が押し寄せた。

通話に出た途端、ローガンの怒りに満ちた声がスピーカー越しに炸裂する。

「リリアン、いったいお前は、誰を標的にしろって言ったんだ? 俺が出資している雑誌が、どれもこれも資金提供を断ってきた理由がわかるか? 連中はな、俺と組み続けるくらいなら契約違反の違約金を払うほうを選んだんだ!」

ローガンの言葉に、リリアンはその場で凍りついた。オリヴィアを見つめる目に、恐怖がじわじわと滲んでいく。

「そんなはずない。あの子の家なんて、ほとんど破産同然よ。そんな影響力があるわけが……」

沈黙が一拍落ちたのち...

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