第69話オーロラのラッキーデー

翌朝、目覚ましが鳴ると、マシューは目を開けた。隣ではオリヴィアが、相変わらず穏やかな寝息を立てている。

昨夜の熱を思い出し、マシューは思わず口元をゆるめた。

マシューが起き上がる気配に、オリヴィアが身じろぎし、薄く目を開けて彼を見た。

「ねえ……体じゅう、ばらばらになりそう……」オリヴィアが甘く、眠たげな声でつぶやく。

マシューはこらえきれず身をかがめ、やわらかく唇に口づけた。

「疲れてるなら休め。あとでジョンにスパの会員カードを持って来させる。今日は自分を甘やかせ」

その声は信じられないほど優しかった。彼が、ほかの誰にも見せたことのない柔らかさだ。

オリヴィアは小さく鼻を鳴らす...

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