第77章誰の決断?

別の病室で、マシューの指がかすかにぴくりと動き、やがてまぶたがゆっくりと開いた。

経過を見守っていた看護師が、思わず歓声を上げた。

「ハワードさんが目を覚ましました!」

弾んだ声が耳に刺さり、マシューは眉をひそめた。

起き上がろうと体を起こしかけたが、力が抜けきっていてどうにもならない。せいぜい目を開けたまま、部屋のドアに焦点を合わせるのがやっとだった。

ほどなくして廊下から慌ただしい足音が響き、スカーレットとモリー、それから母のセレステが一斉にベッドサイドへ駆け寄ってきた。

秘書のジョンは扉の外に立ったまま、家族がベッドの周りを埋め尽くして自分の入る余地がないのを見て、肩をすくめ...

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