第101章

自分もスキーができる。そう言いたかったが、直人は口をつぐんだ。

ママに知られたら、もう教えてもらえなくなると思ったからだ。

途中で悠太は会社から緊急の電話を受け、先に帰ってしまった。

絵里はただ淡々と「行って」とだけ言い、再びスキーに意識を戻した。

まるで、彼がいようがいまいが関係ないと言わんばかりに。

お昼近くになり、絵里は時間を確認して立ち上がった。

「さあ、ご飯に行こう。海鮮レストランを予約してあるから」

「やったぁ!」光が真っ先に飛び跳ねた。「絵里おばさん、最高!」

蘭子も手を叩く。

「絵里お姉ちゃん、万歳!」

「絵里姉ちゃん万歳!」

直人は後ろからついていきな...

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