第111章

幼稚園の正門前。通りはすでにクリスマスの飾り付けで埋め尽くされていた。

リュックを背負った直人が園の門から駆け出してくる。彼はすぐに雪枝と悠太の姿を見つけた。

「直人!」

直人は目を輝かせ、駆け寄って雪枝の胸に飛び込んだ。

雪枝はしゃがみ込んで彼を抱きしめ、親しげにその頬にキスをした。

「雪枝のこと、会いたかった?」

直人は彼女の首に腕を回して力強く頷くと、リュックの中から綺麗にラッピングされた小さな箱を二つ取り出した。一つを雪枝に、もう一つを車から降りてきた悠太に差し出す。

「これ、僕が作ったクリスマスプレゼント!」

直人は顔を上げ、誇らしげな笑みを浮かべた。

「早く開け...

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