第114章

絵里は直人を連れて、雪見の実家に七日間滞在した。

その間、彼女はほとんど休む暇もなかった。

昼間はラボへ行って仕事をこなし、夜は帰宅して直人と少し遊ぶ。彼が寝静まってから再びパソコンを開き、データに目を通し、論文の修正に没頭した。

その様子を見ていた桃華は心を痛めていたが、口出しはしなかった。ただ、少しでも多く食べてもらおうと、毎日手を変え品を変え、手の込んだ料理を作った。

直人はこの七日間、駄々をこねることもなく大人しかった。

昼間は沈光と一緒に遊び、夜になって絵里が帰ってくると、彼女のそばにぴったりとくっついて離れなかった。

絵里が書斎で仕事をしている間、彼は絨毯の上に座って...

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