第百十五章

ラボの会議室。絵里はプロジェクタースクリーンの前に立っていた。背後にはラボの発展計画図が映し出されている。

彼女は二時間かけて、向こう一年の戦略方針と各種プロジェクトを一つ一つ丁寧に説明し終えた。

最後の議題は、ラボの名称変更についてだ。

これは先日、晃と共に下した決定だった。

「『神経元ラボ』という名前では、現在の業務範囲をもうカバーしきれなくなっています」

絵里は同席しているメンバーたちを見渡した。

「ブレイン・マシン・インターフェース、神経リハビリテーション、AI診断支援。これらの分野は急速に拡大しています。私たちには、より包括的な名称が必要です」

議論は三十分以上続いた...

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