第17話

A市国際会議センター、新作発表会の会場。

バックボードには、『神経元テクノロジー・未来発表会』という大きな文字がひときわ目を引いている。

絵里は演台の前に立っていた。

今日はシルエットの美しいグレーのセットアップスーツに身を包み、長い髪を後ろで一糸乱れずまとめ上げている。

客席には、テクノロジー系や経済系の各メディアだけでなく、今後の提携を見据えた企業代表者たちも数多く詰めかけていた。

絵里の静かな視線が会場をなめらかに見渡す。誰かを意図的に探すわけではないが、その立ち姿には場を完全に支配するオーラが漂っていた。

この発表会を開催すると決めた日から、彼女は片時も準備を怠ることはな...

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