第18話

A市にある四季ホテルの最上階。宴会場は今夜、まばゆいばかりの光に包まれていた。

地元テクノロジー業界でもかなり影響力のある交流パーティーであり、主催者は多くの有名企業や投資機関、そして各研究所の責任者を招いていた。

絵里が率いる『ニューロン・テクノロジー』は、最近発表した画期的な研究成果によって一躍脚光を浴びており、当然ながら招待客のリストに名を連ねていた。

シンプルな黒のベルベットドレスを身に纏い、長い髪は後ろでまとめられている。耳元に無造作にこぼれる後れ毛が、冷ややかな佇まいの中に大人の女の艶やかさを漂わせ、まるで手の届かない高嶺の花のようだった。

ボーイに案内されて会場に足を踏...

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