第220章

晃は最後まで聞き終えると、頷いて悠太の方へ視線を向けた。

「橘グループとしては異存ありません」

悠太も頷きを返す。

「では、今後ともよろしくお願いいたします」

その後の話し合いはスムーズに進んだ。技術のアップデートの方向性、コスト管理、そして関連するマーケティング戦略について。

一つずつ確認していくが、大きな意見の対立はない。

会議は予定より三十分早く終了した。

解散後、絵里と晃は連れ立って階下へ向かった。

一階に降り立った途端、雪枝がこちらへ歩いてくるのが見えた。

そして、ごく自然な動作で悠太の腕に自分の腕を絡める。

彼を見上げながら、何かを囁いた。

悠太は俯き加減で...

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