第27話

ニューロン・テクノロジーの実験室では、すべてが整然と進行していた。

実験機器が低い駆動音を響かせる中、研究員たちが慌ただしく行き交い、データを記録し、実験結果について議論を交わしている。

その中で、絵里の姿はひときわ目を引いた。

橘グループとの提携は驚くほど順調に進んでいた。晃は資金援助だけでなく、専門家のチームを派遣し、彼らも実験の研究に加わっていた。

綿密な意思疎通を図るため、最近では絵里と晃が顔を合わせる機会も増えていた。

専門知識と共通の目標に基づいた、この純粋な協力関係を絵里は心地よく感じていた。煩わしい人間関係のしがらみから、一時的に解放されるからだ。

だが、一部の人...

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