第67章

一方、南条家の実家もまた、華やかなお祭り騒ぎに包まれていた。

街の西側に位置するこの邸宅は、二年前に悠太が雪枝のために買い与えたものだ。雪見家の古い屋敷の風格には及ばないものの、一般の目から見れば十分に豪邸である。

庭には十数卓の円卓が並べられ、客たちはグラスを交わし、絶えず笑い声を響かせている。

今日の雪枝は、この上なく着飾っていた。

ワインレッドのロングドレスの裾を引き、首元にはあの高価なピンクダイヤモンドのネックレスを輝かせている。

グラスを片手に客の間を優雅に立ち回り、完璧な笑みを振りまくその姿は、まるでこの家の女主人のようだった。

上座に陣取る麻子は、真新しい着物に身を...

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