第95章 宴会

 オリヴィアはレオに付き合って、カーペットにうつ伏せになりながらお絵描きをしていた。色鉛筆が紙の上を走るたび、しゃっ、しゃっと乾いた音がする。

 レオは赤にしたり、黄色にしたり、ころころ色を替える。頬に絵の具がちょこんと付いているのに、本人はまるで気づいていない。

「ママ見て。おひさまの笑った顔は、まんまるに描くんだよ」

 宝物でも見せるみたいに画用紙を掲げるレオに、オリヴィアは笑って頬の絵の具を指で拭ってやった。

「うん。レオが描くおひさまが、いちばん可愛いね」

 気づけば夜9時を回っていた。レオがふぁ、と大きなあくびをして、目をこすりながら言う。

「ねむい……」

 オリヴィ...

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