第13章

書斎から寝室へ戻った美月は、ベッドに横たわり、長いこと天井を見つめていた。

離婚届が消えていた。

晴人が持ち去ったのだろうか。

いや、それはないはずだ。

彼はあれほど香織に夢中なのだ。むしろ一刻も早く離婚したがっている。

おそらく、使用人が部屋を掃除した際、ゴミと間違えて捨ててしまったのだろう。

それ以外に理由は思い当たらなかった。

まあいい。なくなったのなら、また書き直せば済むことだ。

翌日の午前中、美月は晴太を預け、亜紀とカフェで落ち合った。

「はあ? 離婚届がなくなった?」

亜紀は目を丸くした。

「晴人が持っていったわけ?」

「わからない」

美月はスプーンでコ...

ログインして続きを読む