第27章

晴人は彼女の背中を軽く叩いた。

「トラブルは片付いた。午後は半休にするから、帰って休みな」

香織は彼の胸から身を起こし、くるりと目を動かした。

「せっかくのお休みなのに」

「陽菜をキッズパークに連れて行きたいな。あの子、まだ一度も行ったことがないの。一緒に来てくれない?」

そう言いながら、香織の瞳の奥に一瞬、狡猾な光が走った。

三十分前、そのキッズパークで働いている友人から送られてきたメッセージを思い出したのだ。

『香織! 誰を見たと思う?!』

『美月が息子を連れてうちのパークに来てるよ!』

ご丁寧に写真まで添えられていた。

それを見た瞬間、香織の頭に悪巧みが浮かんだ。

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