第31章

ミラが求めているのは、ありふれたドレスではない。彼女が望むのは――動くドレスだ!

裾に数千枚もの極小リフレクターを埋め込み、照明を浴びると光と影が流れるように揺らめく。まるで水面のように、あるいは星屑の河のように。

だが問題は、歩くたびにその視覚効果を途切れさせないため、リフレクターの角度を一枚単位で正確に計算しなければならない点にあった。

従来の手縫いではそこまでの精度を出せず、かといって機械では着用者の動きの軌道まで処理しきれない。

「半年探しました」ミラのマネージャーがため息をつく。「どこも引き受けてくれませんでした」

美月はしばらく黙り込んだ。

ペンを取り、スケッチブック...

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