第42章

「じゃあ、絶対にママのためにパパを取り返してあげる」陽菜は真剣な顔で言った。「ママ、浅野おじさんに、私の方が晴太くんよりいい子で、お利口だってわかってもらうの」

「私を好きになって、晴太くんを嫌いになるようにする!」

香織は娘の真剣な小さな顔を見つめ、胸の奥に安堵と喜びを覚えた。

この子は、本当に自分に似てきた。

「陽菜は本当にいい子ね」彼女は身をかがめ、娘の額にキスを落とした。「それなら、陽菜、ちゃんといい子にしているのよ」

「上手に病気のふりをして、パパに心配してもらうの」

「今度また病気のふりをして、パパにお見舞いに来てもらいましょうね。いい?」

「うん」陽菜は素直に頷く...

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