第47章

和也とアシスタントはソファに腰を下ろした。

アシスタントがそっと和也を窺うと、その表情は普段よりも冷ややかだった。顎のラインは強張り、膝の上で指先がかすかにリズムを刻んでいる。

五分ほど待った頃、廊下から足音が近づいてきた。

白髪の外国人が部屋に入ってくる。

年齢は六十代前半といったところか。痩せ型の体躯を白いシャツとグレーのカーディガンに包み、目元には眼鏡をかけている。

その足取りは急ぐでもなく、顔には穏やかで安心感を与える微笑みが浮かんでいた。

この人が、スミス教授だろうか。

彼はソファのそばまで歩み寄ると、しゃがみ込み、温かくも冷静な眼差しで夏美を見つめた。

矢継ぎ早に...

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