第128話

第128章:私は彼らを手放すつもりはない

カミラ

今朝目覚めると、グレゴリオからのメッセージが携帯に届いていた。

「昨日、あんなに信頼してくれてありがとう。君の頼み通り兄弟たちと話したよ。彼らも、何かあれば時間に関係なく誰にでも相談してほしいって言ってる。誰も怒ってないから安心して。むしろ、あれだけのことを話してくれて感謝してるよ。君は僕たちにとって全てだって言ったのは本当だし、それをちゃんと分かってほしかったんだ」

このメッセージを読んでから、もう10分も泣き続けている。でも今回は悲しみの涙じゃない。この数日間は本当に感情のジェットコースターだったし、昨日のことは私にとって決して軽い...

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