第17話

第十七章:発散方法

カミラ

「まあ、なんてこと、スーザン」私は恥ずかしさのあまり呻き、座席で少し身を縮めた。

グレゴリオの前でそんなことを口にするなんて信じられない。彼の目を見ることができなかったけど、彼の視線が私に注がれていることはわかっていた。

「あなたが言うほど悪くなかったわよ」

「いいえ、そうよ。私がチョコに電話した理由があるの、あなたもわかってるでしょ」

もう、グレゴリオを残すことを選んだことを後悔してる。

「そうね、でも最近彼の部屋に入ったとき、彼はそんなにチョコじゃなかったから、それは私の問題だったのかもって思い始めてるわ」

「あるいは彼はただのろくでなしで、セッ...

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