第142章 じゃあ、私は?

アンナは白石凛の強固な意志を見て取り、それ以上無理強いすることはなかった。

翌日、白石凛のもとに青羽グループから連絡が入った。面会を希望しているという。

白石凛は、青羽との提携に一筋の光明が差したことを確信した。

彼女はスケジュールを調整し、青羽側と午後のアポイントメントを確定させると、午前中は予定通り「カテナ」のデザイン業務に集中した。

図面を描き上げたその時、隣でスマホを弄っていた西方牧子が突然立ち上がった。

白石凛は怪訝な顔で彼女を見る。

「花子、どうしたの?」

西方牧子はまるで幽霊でも見たかのような表情で、強張った手つきのままスマホを白石凛の目の前に突き出した。

「凛...

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