紹介
長い不妊の悩みを乗り越え、ついに私が待望の妊娠をしたその時……
夫はあろうことか、別の女と体外受精で子供を作っていたことが発覚する。
傷ついた私は夫と距離を置き、かつての夢だった芸能界への復帰を決意した。
そんな私に手を差し伸べてくれたのは、以前から私を想ってくれていた実力派の彼だった。
しかし、夫はその親密さが気に入らない。
「お前は俺の妻だ」と異常な独占欲を見せ、私の仕事を妨害し、あまつさえ「愛人の腹の子」を優先して私を見捨てたのだ。
その瞬間、夫への愛は完全に消え失せた。
数年後……
私はトップ女優として、最高のパートナーと共に、元夫の前に姿を現す。
「今さら愛していると言われても、もう遅いわ」
チャプター 1
西園寺昴は四時間に及ぶ国際会議を終え、ようやく休憩室へと戻ってきた。
彼は何気ない動作でスーツの上着を脱ぎ捨てる。シャツ越しにも分かる引き締まった肉体、ベルトの下に伸びるすらりとした長い脚が、その洗練された立ち姿を際立たせていた。
シャツの第一ボタンを外したその時、背後から微かな物音が聞こえた。
瞬時に彼の瞳が凍りつき、警戒心が走る。
「誰だ?」
物陰から笑顔で現れたのは、白石凛だった。彼女は猫のように彼の懐に飛び込み、胸元に顔を擦り寄せる。
「驚いた?」
西園寺昴の表情を覆っていた氷河が一瞬にして溶け落ちた。彼は愛おしそうに腕の中の彼女を抱きしめ、その額に口づけを落とす。
「どうしてここに?」
白石凛は彼を見上げた。その瑠璃のように美しい瞳には、万千の星々が宿っているかのようだった。
彼女は少し恥ずかしそうに口を開く。
「お医者様が、もう体調は万全だって。それにこの数日は妊娠しやすい時期だから、私たちが頑張れば、きっとすぐに良い知らせが来るはずよ」
言い終える頃には、彼女の白く透き通るような耳は真っ赤に染まっていた。
彼女は生まれつき妊娠しにくい体質で、芸能界を引退してからはずっと体調管理に専念してきた。
特に最近は、毎日渋くて苦い漢方薬を飲み続けている。
西園寺昴がずっと子供を望んでいることを、彼女は知っていた。
しかし最近、支社の方でトラブルがあり、彼自らが処理に出向かなければならなかった。だから彼女もこっそりとついてきたのだ。今回こそは、良い知らせを届けたいと願って。
白石凛の指先が、悪戯っぽく西園寺昴の鍛え上げられた腹筋の上で円を描く。その指はゆっくりと下へ滑り落ち、ベルトに指をかけながら、彼の耳元で蘭のような吐息を漏らした。
「会議は終わったんでしょう? もう誰も邪魔しに来ないわよね」
西園寺昴の喉仏が動く。その瞳の奥には、煽り立てられた情欲の炎が揺らめいていた。
「ああ、来ないさ。だが、火をつけた本人は覚悟しておけよ。自分でつけた火は、自分で消してもらうからな」
言うが早いか、彼は白石凛のしなやかな腰を力強く抱き寄せ、大股で奥のベッドへと向かった。
白石凛は思わず小さな悲鳴を上げ、白く柔らかな両腕を西園寺昴の首に回す。その唇には、艶やかな笑みが浮かんでいた。
窓の外ではいつの間にか小雨が降り始めていた。開け放たれた窓から風が吹き込み、テーブルの上の観葉植物を揺らしている。
男の抑えた荒い息遣いと、女の甘く切ないあえぎ声が重なり合い、妙なる旋律を奏でていた。
全てが終わった後、西園寺昴は白石凛を抱きかかえてバスルームへ行き、体を洗ってやった。
灯りの下、羊脂玉のように白くなめらかな白石凛の肌には、紅梅のような痕が点々と刻まれている。その光景は、見る者の心を震わせるほどに美しかった。
彼女はまるで、空気中で最も濃厚に咲き誇る罌粟の花のようだ。
一度味わえば、骨の髄まで侵されてしまう。
西園寺昴は丁寧に彼女を洗い清め、薄いブランケットで包んでからソファへと下ろした。
「腹は減ってないか? アシスタントに何か持ってこさせよう。夜になったら外へ食事に行こう」
「お腹は空いてないわ」
白石凛は首を振ったが、ふとソファの足元に一本の口紅が落ちているのに気づいた。
彼女の表情がわずかに曇る。
だが、二人が幼馴染として過ごしてきた長い歳月と、西園寺昴が彼女に注ぐ骨身に染みるほどの愛を思い出す。
彼らは共に一族の中での「お荷物」であり、隠された存在だった。
幼い頃から差別される立場にあった二人は、互いに寄り添い、青春時代を共に歩んできたのだ。
白石凛は気を取り直した。きっと女性の取引先が商談に来た際、うっかり落としていったのだろう。
しかし、彼女はある一つの事実を見落としていた。
ここは西園寺昴のプライベートな休憩室であり、彼の許可なしにはアシスタントさえ立ち入れない場所だ。ましてや女性の来客などあり得ない。
商談ならば、他の公の場所で行うはずだ。
この一週間、二人は情熱的に愛し合い、場所を変え、あらゆる体位を試した。
最終的に、彼女はベッドから起き上がる力さえ残っていなかった。
蚕の糸で織られたシーツの上で、彼女は海藻のように豊かな髪を散らして仰向けになっていた。
白石凛は瞳を潤ませ、どこか儚げな様子で西園寺昴を見つめる。
「あなた、少し休みましょう。もうくたくたよ」
西園寺昴は彼女の顔の横に手をつき、溢れんばかりの優しさを瞳に湛えていた。
「凛、俺は永遠に君を愛してる」
「私もよ」
今回の情事は、これまでの優しさとは異なり、どこか強引で、独占欲に満ちていた。まるで白石凛を自分の側に縛り付けておこうとするかのように。
白石凛は疲労の極みにあり、うとうとしていたが、ふと足首に冷やりとした感触を覚えた。
無意識に目を開けると、自分の足首にあの『人魚の涙』が飾られているのが見えた。
鳩の卵よりも大きなサファイアがダイヤモンドで縁取られ、繊細なチェーンとなって彼女の足首に幾重にも巻き付いている。
照明の下、サファイアは眩いばかりの輝きを放っていた。
これこそが先日、頻繁にトレンド入りしていた最高級の宝石、落札価格数千万にものぼる唯一無二の『人魚の涙』だった。
西園寺昴は丁寧に留め具をかけると、すぐには手を離さず、彼女の小さく丸みを帯びた足を握りしめた。
「気に入ったか?」
白石凛が足首を動かすと、人魚の涙もそれに合わせて小さく揺れた。
「ええ、好きよ」
宝石類に対して特別な感情はなく、価格など気にしたこともなかった。
なぜなら、西園寺昴はいつも最高で最も貴重なものを彼女の前に運んでくるからだ。
西園寺昴は横になり、背後から彼女を抱きすくめた。
「気に入ってくれてよかった。オークションのニュースを見て、半日時間を作って落札してきたんだ。君のために」
「あなた、本当に優しいのね」
白石凛は深い眠気に襲われ、そう呟くとすぐに寝息を立て始めた。
彼女は気づかなかった。西園寺昴の瞳に宿る強烈な独占欲にも、彼が耳元で囁いた言葉にも。
「たとえ子供ができなくても、俺は永遠に君を愛する。俺から離れないでくれ、凛……」
翌朝。
白石凛が目を覚ますと、隣に彼の姿はなかったが、ナイトテーブルには一杯の白湯が置かれていた。
これは西園寺昴の変わらぬ習慣だ。
白石凛はシルクのパジャマに着替え、白湯を飲み干してから、スリッパを履いてゆっくりと階下へ降りた。
シルクの絨毯の上を歩いてリビングへ行くと、そこには既に多くのギフトボックスが積み上げられていた。
掃除をしていた家政婦が、白石凛の姿を見てすぐに声をかける。
「奥様、お目覚めですか。これは旦那様が手配された、業界の最新デザインの品々です」
白石凛は頷いた。
「分かったわ」
彼女は階段を降り、何気なく箱の一つを開けた。中には精巧なデザインのジュエリーが収められており、彼女の瞳に懐かしさが滲む。
引退して数年、デザインの世界からは離れていたが、西園寺昴は毎回こうして他のデザイナーの新作を彼女に届けさせていた。
彼女は無意識に下腹部に手を当てた。その瞳には期待と切望が宿っている。
今回こそは妊娠していますように。
西園寺昴はずっと待ち望んでいる。
そろそろ、二人だけの子供ができてもいい頃だ。
「これ、私の部屋に運んでおいて」
白石凛が思考を切り替え、そう指示した直後、携帯電話に新着メッセージが届いた。異父妹の神田ミユからだった。
それは一枚の妊娠検査報告書の画像だった。
続いて、挑発的なメッセージが届く。
『お姉ちゃん、私妊娠しちゃった。父親が誰だか分かる?』
白石凛は思わず携帯電話を握りしめた。
子供ができないことは、彼女の心に刺さった棘だった。
神田ミユは、あろうことかそのことで彼女を嘲笑おうとしているのだ。
だが、次に送られてきた写真を見た瞬間、白石凛の顔から血の気が完全に引いた。携帯電話が手から滑り落ち、床に音を立てた。
最新チャプター
#300 第300章 愛は巡り逢う
最終更新: 8/13/2026#299 第299章 私をからかう
最終更新: 8/12/2026#298 第298章 過去
最終更新: 8/11/2026#297 第297章 凛を狙ってきた
最終更新: 8/10/2026#296 第296章 もし秘密と交換するなら?
最終更新: 8/9/2026#295 第295章 お前はただの部外者だ
最終更新: 8/8/2026#294 第294章 私もあなたのウェディングドレス姿を見た
最終更新: 8/7/2026#293 第293章 後継者
最終更新: 8/6/2026#292 第292章 嫉妬
最終更新: 8/5/2026#291 第291章 私を探しているのか?
最終更新: 8/4/2026
おすすめ 😍
監禁から1年、捨てられた令嬢は元婚約者の叔父を娶る
家族は心晴を探そうともせず、あろうことか姉の今井優奈のために盛大な誕生日パーティーを開いていた。
しかも、その横には心晴の元婚約者の姿が……二人は婚約していたのだ。
しかし、心晴はただの被害者ではなかった。
彼女は人知れず巨額の資産と強大なコネクションを築き上げていたのだ。
真実を知った心晴は、復讐の狼煙を上げる。
彼女が選んだ新たなパートナーは、なんと元婚約者の叔父だった。
「これからは私のことを『おばさん』と呼ぶのよ、優奈!」
令嬢は離婚を機に大富豪への道を歩む
「瀬央千弥、離婚して」
周りの連中はこぞって彼女を嘲笑った。あの瀬央様がいなくなったら、御影星奈は惨めな人生を送るに決まっていると。
ところが実際は――
財閥の名家がこぞって彼女を賓客として招き入れ、トップ俳優や女優が熱狂的なファンに。さらに四人の、並々ならぬ経歴を持つ兄弟子たちまで現れて……。
実家の御影家は後悔し、養女を追い出してまで彼女を迎え入れようとする。
そして元夫も、悔恨の表情で彼女を見つめ、「許してくれ」と懇願してきた。
御影星奈は少し眉を上げ、冷笑いを浮かべて言った。
「今の私に、あなたたちが手が届くと思う?」
――もう、私とあなたたちは釣り合わないのよ!
偽物令嬢の逆転劇
実の娘が戻ってきたその日、私はゴミのように家を追われた。
病弱な「お嬢様」の生きる輸血パックとして虐げられ、血を搾り取られ続けてきた日々。用済みになった途端、身に覚えのない盗みの罪を着せられ、婚約者からも冷酷に捨てられた。
元家族たちは、私が「貧しい田舎で野垂れ死ぬ」と信じて疑わなかった。
だが、彼らは何も知らなかったのだ。
私が、世界中のVIPが縋る伝説の名医であることも。
私を迎えに来たオンボロトラックが、実は国家機密級の超高級カスタムマシンであることも。
そして、私の本当の実家が、国さえも動かす世界屈指の超巨大財閥だということも!
「今まで苦労をかけたね、私たちの可愛いお姫様」
生き別れていた超過保護な両親と、各界の頂点に君臨する最強の兄たちに狂おしいほど溺愛されるシンデレラライフが幕を開ける!
一方、大切な「命の恩人」を自ら捨てた元家族たちには、破滅へと向かう絶望の後悔タイムが待ち受けていて!?
虐げられた天才少女が本当の愛と富を掴み取る、逆転ファンタジー、ここに開幕!
世界が彼女を選んでも、私は私を裏切らない。〜愛の終わり、私の始まり〜
夫はそう言った。
だから、私は寛大になってあげた。
私たちの娘が、彼女のせいで引き起こされたアレルギー発作で救急搬送されたとき、夫が付き添うはずだった時間を、寛大にも彼女に譲ってあげた。
一生に一度クラスのプラチナチケットだって彼女に譲った。夫が「彼女の方がそのチケットにふさわしい」と言ったから。
実の娘から「お母さんが代わりに死ねばよかったのに」と呪いの言葉を吐かれても、私は耐え抜いた。
けれど――彼が私の同情を引くために狂言誘拐を仕組んだと私を非難したとき、私の寛大さは限界を迎えた。
私は離婚届を彼の顔面に叩きつけてやった。彼は鼻で笑い、自分が不届き者(私)の命綱だとでも思っているようだった。
彼がどれほど愚かな勘違いをしているか、すぐに思い知ることになるわ。
二度目はない 動じず咲く
婚約者は身ごもった愛人を腕に抱き寄せたままそこに立ち、私を鼻で笑っていた。「俺がいなきゃ、お前なんて何の価値もない」
私はきびすを返し、この街で最も裕福な男の扉を叩いた。「ロック氏、政略結婚にご興味はおありですか? 千億ドル相当の株式――それに加え、未来のビジネス帝国も無料でお付けいたしますわ」
溺愛令嬢の正体は、まさかの霊能界トップ!?
──が、彼女は社交界に背を向け、「配信者」として自由気ままに活動を始める。
江城市の上流社会はこぞって彼女の失敗を待ち構えていた。
だが、待てど暮らせど笑い話は聞こえてこない。
代わりに、次々と大物たちが彼女の配信に押しかけてくるのだった。
「マスター、俺の命を救ってくれ!」──某財閥の若社長
「マスター、厄介な女運を断ち切って!」──人気俳優
「マスター、研究所の風水を見てほしい!」──天才科学者
そして、ひときわ怪しい声が囁く。
「……まゆ、俺の嫁だろ? ギュってさせろ。」
視聴者たち:「なんであの人だけ扱いが違うの!?」
原田麻友:「……私も知りたいわ。」
不倫夫を捨てた夜、私は新しい彼に抱かれる
しかし結婚7年目、夫は秘書との不倫に溺れた。
私の誕生日に愛人と旅行に行き、結婚記念日にはあろうことか、私たちの寝室で彼女を抱いた夫。
心が壊れた私は、彼を騙して離婚届にサインをさせた。
「どうせ俺から離れられないだろう」
そう高をくくっていた夫の顔に、受理された離婚届を叩きつける。
「今この瞬間から、私の人生から消え失せて!」
初めて焦燥に駆られ、すがりついてくる夫。
その夜、鳴り止まない私のスマホに出たのは、新しい恋人の彼だった。
「知らないのか?」
受話器の向こうで、彼は低く笑った。
「良き元カレというのは、死人のように静かなものだよ?」
「彼女を出せ!」と激昂する元夫に、彼は冷たく言い放つ。
「それは無理だね」
私の寝顔に優しくキスを落としながら、彼は勝ち誇ったように告げた。
「彼女はクタクタになって、さっき眠ってしまったから」
私が彼を滅ぼした――だから、今度はこの命を捧げて守り抜く
二度目の生を得た私は、かつて私が踏みにじった孤独な王のもとへ再び舞い戻った。
「未来」という名の禁断の知恵を、唯一の嫁入り道具として。
彼に差し出される毒も、背後に潜む暗殺の罠も、すべて私の視界の中にある。
これは彼を導くための道標であり、魂の誓い。
彼を闇へ堕としたかつての私は、もういない。
今、私は彼を守り抜くために全てを焼き払う、最も鋭き刃となる。
余命宣告された日、帰宅するとベッドに「引き裂かれた愛人の下着」があった
しかし、運命は残酷だ。
病院で「白血病」という絶望的な診断を受けたその日。
震える足で帰宅した私の目に飛び込んできたのは、夫の裏切りの証拠だった。
私たちの神聖な寝室。
そのベッドの上には、無惨に引き裂かれたレースの下着がわざとらしく残されていたのだ。
それは明らかに、夫の愛人からの宣戦布告。
「あなたはもういらない」と嘲笑うかのような、残酷なマウントだった。
命の期限を突きつけられた日に、愛まで失った私。
絶望の淵で、私はある決断を下す。
社長の逃げた妊娠妻
江原安美は甘い吐息を漏らしながら喘いだ。「もう我慢できない…ちょうだい…」
川崎佑哉は彼女の体をうつ伏せにひっくり返し、ペニスを彼女の柔らかな臀部の間で前後に擦りつけた後、背後から一気に挿入した。
「江原安美、たとえ離婚しても、お前は一生、俺の下で喘ぐしかないんだ。」
江原安美はまさか自分がいつか、夫・川崎佑哉と彼の愛人のために結婚指輪をデザインすることになるとは思わなかった。そしてさらに届いたのは、一通の離婚届だった。
彼女は迷わずサインし、彼への想いを断ち切り、妊娠検査の結果を隠して、海外へと旅立った。
その後、彼女は海外で大成功を収め、言い寄る男は数知れず。しかし彼は変わった。彼女に執着し、離れようとせず、目を赤くして「もう一度チャンスをくれ」と懇願した。
彼女の小さな宝物が飛び出して彼の前に立ちはだかり、腰に手を当ててこう言った。「ママに追いつきたいなら、まず列に並んでね!」
不倫夫を捨て、私は大富豪の妻になる
新郎の車から出てきたのは、見知らぬ女の派手なレースの下着だった。
しかも、その布切れにはまだ。生々しい情事の痕跡が残されていた。
吐き気がするほどの裏切り。
幸せの絶頂から地獄へと突き落とされた私。
けれど、泣き寝入りなんてしてやらない。
私はその場でウェディングドレスの裾を翻し、決意した。
「こんな汚らわしい男は捨ててやる」
私が選んだ次の相手は、彼など足元にも及ばない世界的な億万長者で?













