第156章 興味はない

白石凛はその些細な出来事を気にも留めなかった。

カテナは既に機上の人となっており、凛はただ彼女との再会を待つばかりだった。

一方、神田ミユは再び苦渋を舐めさせられ、腹の中に鬱積した怒りを抱えていた。そんな折、今夜雪代梨乃が西園寺家での夕食に招かれていることを偶然知る。

彼女はその夜、西園寺家の付近で待ち伏せをした。

雪代梨乃が車を降りた瞬間、神田ミユは命知らずの勢いで突進した。手には果物ナイフが握られ、その表情は狂気を帯びている。

「クズめ、殺してやる!」

嫉妬に歪んだその顔は、見るに堪えないほど醜悪だった。

雪代梨乃もまさか彼女がここに現れるとは思わず、一瞬反応が遅れた。神田...

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