第219章 悪魔の笑み、監視カメラの確認

あの時、玉島佳美は足音に気づいて振り返った。

運転手の姿を認めると、その美しい顔に甘ったるい笑みを浮かべたのだ。眉間には、まだ点々と紅い血飛沫がこびりついたままだったというのに。

「おじさんはいつも私を可愛がってくれてるものね。こんな些細なことで、せっかく手に入れた仕事を棒に振ったりしないわよね?」

あの日はあんなにも晴れていたというのに、陽光の下に立つ運転手は、少しの温もりさえ感じられなかった。

少女の甘美な笑顔は、真夜中に目が覚めるほどの悪夢となり、長い間、彼はその闇から抜け出せなかった。

あれ以来、玉島佳美が悪事を働く現場を目にすることはなく、時が経つにつれて記憶も薄れかけて...

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