第243章 訪問して謝罪する

竜本家の本邸。

玉島秋子は、玉島夫人と玉島久枝を連れてその門を叩いた。

玄関ホールで、玉島秋子が来意を告げる。

そのまま彼女たちは、竜本翁からの返答をホールで待ち続けることになった。

一分、また一分と時間が過ぎていく。玉島夫人の顔色は、煮えくり返る怒りでどす黒く淀んでいた。これまでの人生で、このような冷遇を受けたことなど一度もなかったからだ。

「竜本の爺様、一体どういうつもりかしら。私たちをここで棒立ちにさせる気?」

「もう帰りましょうよ。玉島家としての誠意は十分見せたわ。竜本家は図に乗りすぎよ」

玉島久枝もまた、母親に調子を合わせた。

竜本翁が唯一の孫である竜本进介を溺愛し...

ログインして続きを読む