第244章 醜態を晒す

通話を終えると、玉島秋子の口元は自然と綻んだ。

「お母さん、教えて。どうしてそんなに白石凛のことが好きなの?」

玉島佳美は、無邪気そのものといった表情で玉島秋子を見つめた。

秋子は一瞬、言葉に詰まる。

具体的な理由は、彼女自身にも分からなかった。

白石凛の得難い才能ゆえか?

それとも、彼女の眉目や仕草が、あの人にあまりにも似ているからか?

あるいは単に、彼女と接するたびに感じる、不思議な親近感のせいなのかもしれない……。

「私にも分からないわ」

結局、秋子は首を横に振った。

「きっと、縁があったのね」

佳美はそれ以上追求せず、何気ない様子で秋子の机に置かれた数枚のデザイ...

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